OSASK-ML 新装オープン
hideyosi曰く、このほどOSASKの公式メーリングリストである 「OSASK-ML」が新装オープンとなりました。
現在、OSASKを支えるインフラは非常に豊富、かつ多機能となりました。特にWikiはその使い勝手と設置の容易さから非常に活発で、ほぼあらゆることがWiki一丁で事足りてしまうといってもそう言い過ぎではないのではと感じています。
またOSASKコミュニティは非常に年若い方が新規参加してくださることが多いのですが、そういった方々は世代的に「メーリングリスト、ましてやNetNewsなど見たこともない」なんて場合も多く、メーリングリストをどう使うのか、Wikiとどう使い分けるのかが解らないなんてことも。
これほどネット回線が廉価で高速になり、ブラウザであらゆることが可能になったのです。これもある意味当然かもしれませんし、そういう意味では確かにここ数年は「メーリングリスト」そのものの存在意義も大きく変化してきています。
・・・しかし、それでもやはり、正式・公式等、キチッとアナウンスなり議論を行いたいという場合、メーリングリストとWikiなり掲示板では感触が違います。存在意義は「変化・希釈」されたのかもしれませんが、「消滅」を迎えるのはまだまだ先のことだろうと考えています。
逆にメーリングリストに縁がないお若い世代の方々に、「OSASK-ML」への参加を良い機会として頂き、この古くも定番たるメディアの活用法や意義を体感して頂けたらと思っています。
ところで、これまでの「OSASK-ML」は伊藤氏が管理してくれていました。氏は私がOSASKに関わるはるか以前からメーリングリスト&過去ログ閲覧システムを完成させ、OSASK創世記から一人黙々とこれを支え続けてくださいました。私は氏の貢献と努力はOSASKコミュニティの中でも最大級のものと思っています。
この場をお借りして、これまでの多大なる貢献への御礼と、お手伝いや助力がかなわなかったお詫び、またより一層のOSASKへのご注力をお願い致したく、ご挨拶させていただきます。
なお、残念ながら新MLは個別に再登録する必要があります。まだ登録をされていない旧ML購読者の方おられましたら是非、こちらよりご登録を行ってください。
川合氏、書籍を出版
hideyosi曰く、このほど我等がOSASKの作者 川合 秀実 氏が本を出版することになった模様。その名も「30日でできる! OS自作入門」。
さらにこの書籍のカバーデザイン、教材用OS「HariboteOS」のマスコットとして、OSASKのマスコットであるカオちゃんが採用されたようです。
川合氏は元々、自分でOSASKというOSを作成する傍ら、自分のようにOSを作成してみたいという人を手厚くバックアップしてきたという経緯があります。しかしそれはどれも、どうしても断片的なものになってしまいます。「ひとつにまとまったものを作りたい・作らないとキリがない」というジレンマがあったのでしょう。
また時代の要請もあったのか。数年前からCPUの創りかたなどという、10年前は想像すらできなかった書籍が出版され、またそれをおもしろく読む読者層も形成されてきています。ある意味では今回の出版は、川合氏自身の構想と時代の要請、そして川合氏の懐具合?が絶妙にマッチしたとも言えるのでは?
もちろんどんなものでもそうですが、「この本一冊買えばサルでもタコでも明日からプロフェッショナル!」なんてことはオカルトでしかないことは誰でも知っていることでしょう。
しかし間違いないことは、これまでのOS作成のための書籍とはまったく違うアプローチがなされているということ。筆者はこの本でどれほどのOSが出来るのかよりも、この「違うアプローチ」にこそ、この本の最大の価値があるのではと考えています。
発売は2006年2月下旬。もうすぐです。すでに予約の受付も始まっているよう。鬼が出るか蛇がでるか。是非その手にとってみていただきたい。
詳しいことは出版元である毎日コミュニケーションズのページ、また、OSASK Wiki内の専用ページをご参照いただきたい。
サマータイム?
hideyosi曰く、元祖スラドにて、「サマータイム」がやってくる!?なる記事が投稿され、かなりのノビを見せています。
・・・サマータイム・・・。数年に一度、こういう話が定期的に出てきますが、私程度のオツムではどうしてもこのメリットがわかりません。
幸か不幸か、我が国はとても国土が狭く、また島国という性質から国内・国外の区別がキッチリとしています。「どこへ行ってもお昼はお昼!」は、大変なメリットなのではないかと思います。
サマータイム制を実施した場合のメリットとして上げられているものも、どうも後付のような気がしてなりません。
物流やITにとっては、時間を弄るというのは大変なことです。これほど巨大な変更を行うくらいなら、「夏休み」を導入するほうがはるかにメリットがあると思うのですが。
少々ゲスなカングリですが、どうも、なにか別のメリットがあり、それを実現するためのダシに使われているような気がしてならないのです。
明確なメリットがお解りになる方いらっしゃいましたら教えてください。
さらばNifty。いつかまた・・・
hideyosi曰く、livedoor コンピュータの記事によると、ついに・・・というか、かのNiftyが2006年3月31日をもって「パソコン通信」サービスを停止するそうです。
お若い方にはピンとこないかもしれませんが、インターネットがあたかもSFの小道具のようだった昔。パソコンがヲタクどころかお金持ちでないと買えなかった昔。全国規模のコミュニティと言えば雑誌の投稿欄がもっとも活発だった昔。そんな頃、どこからともなく現れ、いつのまにか必然になってしまったパソコン通信。そんな中でひときわ光を放っていたのがNifty-Serveでした。
私などはお金がなく、MSXに1200bpsのモデムを付けて、個人がやっている草の根ネット(そのホストコンピュータもMSXだったっけ)にヒーヒー言いながら接続するのが精一杯でしたので、スターターキットを買って毎月料金を払わなくてはいけないNifty-Serveはそりゃ敷居が高かったものです。しかしイザ入会してみると、その広大な空間と何でもダウンロードできるライブラリの膨大さは、まさに孫悟空が始めて町にやってきた時のような衝撃を受けたものです。
ここでふと思います。いつかは、インターネット、あるいは2chなどもそうなる時代が来るのでしょうか。「今の」パソコン通信を見れば、「そりゃなくなってもしょうがない」と普通に思われることでしょうが、当時は、「かのNifty-Serve」が廃れてなくなってしまうなど、とても想像できませんでした。そういう意味では、高度成長期とはまた別の意味で、私達もけっこう激動の時代を生きているのかもしれませんね。
誰がためにOSSは開いているか?
hideyosi曰く、ITmedia エンタープライズに 日本におけるOSSの幻想――OSS界のガラパゴス諸島、ニッポン という記事が掲載されました。
この記事は2chのOSASKスレにもチョロっと書かれていて、OSASKコミュニティの方々もご覧になったろうと思います。
すでにこの記事は本家スラドにもタレコまれ、様々な意見がなされています。みなさんはどのように感じられたでしょうか。
私はこの意見に対して、ちょっと複雑なスタンスです。
大雑把に言えば、「状況説明に対してはほぼ同意」であり、その状況をどう捉えるかについては、「誰がためのものか」と感じています。
状況説明。これについては、なるほどうなずける所が少なくありません。
コミュニケーション不足に関しては、日本人の気質なのか、単に言語の問題なのか。(実は私自身も、つい最近これを痛感しました。)
また、活発で多数存在する「コミュニティ」が本流とかけ離れた行動を取っており、もったいないというのも確かのそうですね。
では、この状況はどう捉えるべきでしょう?
そもそもOSSとは、誰のためにあるのでしょうか。ユーザー?作成者?社会?人類?我が国?。
また、様々なことが「統一」に向かうのは、良いことでしょうか?それとも足枷となるのでしょうか?
そしてもう一点思うこと。
では、はたして「本流」と言われるコミュニティや人々は、どれほど異言語・異文化とコミュニケーションを取ろうと勤めているのでしょうか。
もはやこれは、「OSSとはどうあるべきか」という問題に足を踏み入れてしまいます。これは、「思想」です。
しかし、元来、OSS等に存在する規格やランセンスは、「思想からの自由」を保障するためのものではないかと私は考えています。どんな善行だろうと、悪行だろうと、ライセンスという最低限の約束を守る限り自由である。私はそう捉えています。(法律や倫理はまた別。それらを無視・軽視すべきという意味ではない)
私個人の感想。元記事の佐藤氏の意見は、「佐藤氏こそ、OSSに幻想を抱きすぎている」となります。氏が「現状はよくない。こうなったほうが良くなる」という提起には、賛同する部分が多くあると同時に、是非、そうなった場合に生じるデメリットに関しても考察願いたいと感じています。
あ、ちなみに。だからって、「なにもするな」ということでは決してありませんし、ただ傍観することが正義だなどとは考えていません。
みなさんはどんなふうに感じましたか?

